注連縄の処分は誰でも簡単にできる!いつまで飾るべきか・手順も解説

正月に飾る注連縄(しめなわ)って

「どうやって処分するのが縁起が悪くないか」

「いつまでに処分すればいいのか」

「いつまで飾っていいのか」

など気になることが多いと思います。この記事を読むことによってバチが当たらず、正しい手順で注連縄を処分することができます。知らず知らずのうちに縁起の悪い行為をしているかもしれないのでしっかりと確認してくださいね。

終活ドクター
この記事を読むと、
「注連縄の正しい処分方法について知りたい!」
「そもそも注連縄って何で飾るの?
「注連縄はいつ飾ればいいの?いつ片付ければいいの?
「注連縄って普通ゴミとして捨てていいの?
「注連縄は翌年も再利用していいの?」
などの悩みや疑問を解決できますよ。

注連縄の処分方法とは

注連縄の正しい処分方法は3つあります。「どんど焼き」「神社に持参する」「普通ゴミとして捨てる」以上の3つです。どんど焼きは神社で行われているもので、地域によって開催されている日が違います。この3つのどの手段を使っても「注連縄を清める」ことに違いはありません。そうすればどの手段を用いても縁起が悪くなりません。注連縄を飾り始める時期や片付ける時期は地域によって変わってきます。気になる方は近所の方に聞いてみましょう。

この記事を読むことによって読者の皆さんが得られる知識をこの記事の流れとともにまとめておきます。

この記事を読むことによって得られる知識(記事の流れ)

・そもそもなぜ注連縄を飾るのかが分かる

・注連縄はいつ飾り始めていつまでに片付ければいいのか地域別に分かる

・注連縄の3パターンの処分方法を理解できる

・注連縄は普通ゴミとして捨ててもよいことが分かる

・注連縄を処分しないで翌年再利用するのは縁起が良くないことが分かる

終活ドクター
注連縄の処分方法に関する簡単な結論と、この記事を読むことによって得られる知識が分かったと思います。次に、「何となく注連縄を飾っていたけど何の意味があるの?」と思う方もいると思いますので解説をしていきます。

なぜ注連縄を飾るの?

注連縄を飾るのは「神様を迎え入れるための結界」です。要するに神様に神聖な場所であることをアピールするためのものと言えます。結界ですので、神様が家に入った時も続けて悪いものが入ってこないように守ってくれるものとしても活躍します。「正月の儀式だから…」と毎年何気なく飾っている方もこれを理解すると神聖な正月を過ごせるのではないでしょうか。

終活ドクターの子供たち
注連縄が神様を迎え入れるための結界であることは分かったけど、いつからいつまで飾っておけばいいのかな?

これは地域の慣習として何となく知っている方も多いと思いますが、地域によって多少変わってきます。

注連縄はいつからいつまで飾るの?

注連縄などの「正月飾り」と言われるものは「正月事始め(しょうがつことはじめ)」と言われている12月13日から飾り始めます。元々は旧暦の12月8日が事始めとされていましたが、最も運の良い日ということで12月13日と江戸時代に決まりました。その慣習が現在でも続いています。

とはいえ地域によって異なってくるので気になる方は近所の人の様子を伺ってみてください。地域によっては12月13~28日までに飾るところもあり、12月30日に飾ることが一般的となっている地域もあります。ですが、今の日本には「クリスマス」という行事がありますよね。リースを飾るご家庭も多いと思います。大体のご家庭はクリスマスが終わってから注連縄を飾り始めます。

終活ドクターの子供たち
これじゃ範囲が広すぎて分からないから飾るのに適した日とかないの?

もちろんあります。それは、「12月28日」「12月30日」です。28日は8が末広がりで縁起が良いとされているからです。28日を逃してしまったら30日に飾るようにしましょう。

終活ドクターの子供たち
飾らない方がいい日ってあるの?

それは、「12月29日」「12月31日」です。
29日は9が入るので「苦しみ」などの言葉が連想されてしまうからなどと言われています。
31日に関しては諸説ありますが、「一夜限り」「昔の一日の判断」が関係してきます。まず、神様を迎え入れるのに一夜しか飾らないのは礼儀に欠けていると考えられています。また、葬儀なども一夜限りなので縁起が良くないとされています。昔の一日の判断は「日没」が一日の始まりであり終わりであるとされていたため、神様を迎え入れるのに間に合わないとされていたためです。

終活ドクターの子供たち
飾り始める時期は分かったけど、いつまで飾ればいいの?片づければいいの?

関東と関西の場合で少し異なってきます。関東の場合は「1月7日」に片づけます。関西の場合は「1月15日」に片づけます。厳密にご自身の地域で知りたい場合は近所の方に確認してみましょう。どちらにしても1月15日までには片づけないとまずいです。

終活ドクター
注連縄の意味や注連縄はいつからいつまで飾るのかお分かり頂けたと思います。いよいよ、飾り終わった注連縄を処分する時が来ました。「注連縄の正しい処分方法」について分かりやすく解説していきます。

注連縄の正しい処分方法

注連縄の処分方法は3種類あります。結論から言いますと、

「どんど焼き(どんと祭り)をする」古来からの処分方法

「神社に持参する」

「普通ゴミとして捨てる」

この3つの処分方法があります。どれを選んでも構いません。とはいえ、オススメ度は上の方(どんどやき)が高いです。「どんど焼きって何?」などと思われている方もいると思いますのでこれから詳しく解説していきます。

古来からの注連縄の処分方法

古来からの注連縄の処分方法は「どんど焼き(どんと祭り)」と言われる行事が神社で開催されているので、注連縄を持参することによって処分できます。

終活ドクターの子供たち
何それ!知らないから教えて!

どんど焼きとは、本来「正月に神様を迎え入れるために飾った注連縄などを正月の終わりに焼いて神様を空へと送る」という行事です。今となっては「注連縄・門松・書初めなどを持っていって焼く行事」となっていますが、本来はこのような意味があります。このどんど焼きの煙にあたることで一年中健康でいられると言われており、年寄りの方は参加される傾向にあります。またどんど焼きの灰は「魔除け」の効果もあるとされており、家の周りに撒く方もいます。

終活ドクターの子供たち
いつ行われているの?

関東では1月7日8日に行われることが多い(もちろん15日もあります)です。それに対して関西では1月15日に行われることが多いです。

終活ドクターの子供たち
持っていってはいけないものってあるの?

基本的には2つあります。それは「プラスチック(ビニール袋も含む)」「金属類」です。なので、注連縄や持っていこうとしている正月飾りにプラスチックが付いていないか(環境のために)、金属類が入っていないかを確認しておきましょう。

注連縄を神社に持参して処分する方法

「どんど焼きの頃には仕事が始まっていて行けないよ」という方もいると思います。その場合は神社に注連縄を持参するようにしましょう。家の近くにある神社を確認してみると良いでしょう。ほとんどの場合で注連縄を引き取ってくれます。

終活ドクターの子供たち
いつまでに行けばいいの?注連縄の処分を忘れてしまった…

基本的には1月7日から15日の間に神社に持参します。「1月15日までに近くの神社まで行けない…」という方もいると思います。その場合は1月15日以降に神社へ足を運んでも問題ありません。基本的には受け取ってくれるはずです。

終活ドクターの子供たち
家の近くに神社もないし、遠くて行けない…

この場合は最後の手段があります。

注連縄を普通ゴミとして処分する

「縁起が悪いと感じてしまう…」という方はやめておいた方が良いでしょう。ですが、「別に関係ないでしょ」と思う方もいますので、その場合はゴミとして捨てることも可能です。とはいえ、注連縄についているものは極力分別するようにしましょう。普通のゴミと同じ袋に入れるのもどうかと思いますので、別の袋に注連縄だけを入れて捨てるようにしましょう。

終活ドクターの子供たち
ゴミとして捨てるとしても最低限何か出来ることはないの?

それは、注連縄を「清める」ことです。塩やお酒を使って注連縄を清めます。お酒や塩を注連縄に振って綺麗な紙等に包んで捨てます。ゴミとして捨てるのはバチあたりではないです。適当に捨てるよりはこのような形で捨てる方が気分も良いと思います。

終活ドクター
注連縄の具体的な処分方法を3パターン知れたと思います。是非今年からこのような方法で注連縄を処分できるようになると気持ちが良いですね。中には「注連縄の処分するのが面倒だから来年も使いたい!」という方がいると思います。これについて詳しく解説します。

注連縄を処分せずに翌年も使っていいの?

結論から言いますと、「注連縄の再利用は良くない」です。というのも、注連縄の由来について考えれば分かると思います。注連縄によって天から神様が降りてきているので注連縄を正しい手順で処分して天に戻ってもらう必要があります。それによって縁起が良くなります。とはいえ、毎年処分するとなると環境問題についても気にする方は出てくると思います。その場合は環境問題と縁起の方で天秤にかけてもらい自己判断で処分するのか翌年も使うのか決めてみてはいかがでしょうか?

終活ドクター
注連縄を使った後、処分せずに翌年も使いますか?それとも縁起が悪いので使いませんか?どちらにせよご自身で決めたのであればいいと思います。最後にまとめをして終わりにしていきましょう。

まとめ

この記事では、「注連縄の正しい処分」について注連縄に関連するところを中心に分かりやすく解説してきましたが、理解できましたでしょうか?今回解説したことをまとめていきましょう。

この記事のまとめ

・注連縄を飾るのは神様を迎え入れるための結界をつくるため

・注連縄は12月13日から飾り始めて、関東は1月7日まで、関西は1月15日まで飾る(地域によって異なる)

・注連縄で飾り始めるべき日にちは12月28日、30日で、飾るべきでない日は12月29日、31日

・注連縄の処分方法は「どんど焼きをする」「神社に持参する」「普通ゴミとして捨てる」の3つの処分方法がある

・どんど焼き(どんと祭り)は関東では1月7日に、関西では1月15日に行われることが多い

・どんど焼きでプラスチック類金属類は焼かない

・注連縄は神社でも受け取ってくれる場合が多い

・注連縄を普通ゴミとして捨てる場合はお酒で清めてから捨てるべき

・注連縄を処分せずに翌年も使うべきでない

いかがでしたでしょうか。「注連縄の正しい処分方法」についてしっかりと理解出来ましたか?「注連縄の処分」にはいくつかのルールがあったと思います。「面倒だなあ」「大変だから飾りたくない」と思った方もいると思います。せっかく日本独自の素晴らしい行事やしきたりがあるのですから、誇りを持ってルールを守って行いたいところです。葬儀・仏壇・お墓・相続には色々なルールがあります。皆さんが葬儀等で困るであろう状況を解決するために有益な情報を発信していますので、気になる方は他の記事もご覧ください。