初盆・新盆のお供えの時期はいつ?香典や知らないと損をする常識まで

初盆(はつぼん・ういぼん)の法要に招かれた場合、「お供え物はいつ持参すればいいの?」と気になったことだと思います。恥をかかない為に持っていくべきお供え物のオススメに関しても、この記事で分かりやすく解説しています。初盆・新盆に関して「知らないと恥ずかしい常識」についてもまとめていますので、最後までご覧ください。

「初盆の法要をしなくてはならないけど、お坊さんはどうやって探せばいいの?」と思っている方はかなり多いです。とはいえ「安く済むものなら安く済ませたい」「お坊さんに多額のお布施を請求されたらどうしよう…」などと不安に思っている方も多くいます。その場合は、お坊さんを定額で呼ぶことができる利用者数No.1の僧侶手配サービスである「お坊さん便」がオススメです。こちらはお布施が定額で決まっており、お坊さんを手配されたからといって紹介料等も発生しません

終活ドクター
この記事を読むと、
「初盆・新盆のお供えはいつまでに送ればいいの?」
「初盆・新盆っていつから始まるの?」
「初盆の法要ってお供え物以外にも香典が必要?
「遺族側として初盆の法要を行う際にかかる費用ってあるの?」
「初盆・新盆に最適なお供え物ってあるの?」
「初盆の法要に参列する際の服装マナーを教えて」
などの悩みや疑問を解決できますよ。

初盆・新盆のお供え物を渡す時期はいつなの?

結論から言いますと、お供え物は「初盆の法要にて持参する」もしくは、ご自身が初盆の法要に参列できない場合は、「初盆の法要の1週間前くらいに到着するように送る」のがベストです。初盆・新盆とは故人が死後初めて迎えるお盆のことで、遺族が故人の親族や友人・知人などを招いて故人を供養する重要な儀式です。この際に守るべきマナーやルールがいくつかあります。初盆に持参する「お供え物」について気になる方もいると思いますが、地域や遺族によって持参する物(お供え物なのか香典なのか)が変わります。

この記事を読むことによって読者の皆さんが得られる知識をこの記事の流れとともにまとめておきます。

この記事を読むことによって得られる知識(記事の流れ)

・初盆(お盆)の時期が地域別に異なることを知れて、自分の地域は初盆(お盆)がいつから始まるのか分かる

・浄土真宗には初盆という考え方がないことを知れて、現在の姿を理解できる

・香典を包む際の相場、お供え物を送る、持参する際の相場が分かる

・初盆の法要を行う際にかかる費用の詳細が分かる

・お供え物のオススメを知れて購入まで完結できる

・初盆の法要に参列する際の服装マナーについて男女別に知ることができる

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初盆・新盆のお供え物を渡す際の時期や初盆について簡単に理解できたと思います。記事の流れも分かったと思いますので、ここから更に深掘りをして分かりやすく解説していきます。

初盆・新盆・お盆の違いとは

初盆(はつぼん・ういぼん)と新盆(にいぼん)は呼び方が違うだけで示していることは同じです。この呼び方は地域によって異なるところが大きいので気にすることはありません。ただ、メジャーなのは「初盆」です。お盆とは、ご存じの方が多いとは思いますが、「故人や先祖が1年に一度自宅に帰ってくる」と言われており、提灯(ちょうちん)やお供え物をして故人を供養するという時期のことです。その中でも、初盆・新盆は故人が忌明け後(四十九日が終わった後)自宅に帰ってくる最初のお盆のことを指します。

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ということは、お盆に近い日に亡くなった方は初盆が早いタイミングで来るってこと?

お盆前に亡くなられた方が全てそうとは限りません。勘の鋭い方はお気づきかもしれませんが、初盆の考え方は、

「亡くなった日」

「初盆の時期」

によって決まります。初盆の時期に関しては地域によって異なります。時期は、「7月13~16日」もしくは、「8月13~16日」です。メジャーなのは「8月13~16日」です。この辺りに関しても後ほど詳しく解説します。ここから述べることは仏教(浄土真宗以外)に限ったことです(ほとんどの方が当てはまります)。故人が亡くなってから四十九日の間はこの世に故人の魂が残っています。しかし、四十九日を過ぎると故人は仏になってあの世(浄土)へ旅立ちます。浄土真宗の場合は死後すぐに仏様になると考えられているため、上記の考えとは別です。

お盆というのは故人が浄土から自宅に帰ってくる時期です。ゆえに、亡くなってから四十九日の間にお盆がある場合は、故人がまだこの世におられるので、初盆・新盆にはなりません。この場合だと翌年のお盆が初盆・新盆になります。浄土真宗に関しては、そもそも初盆という概念がありません。まとめると、

初盆の考え方

・故人が亡くなってから四十九日の法要前にお盆が来る場合は翌年のお盆が初盆になります

・四十九日の法要が既に終わっている場合はその年のお盆が初盆になります

・初盆の時期に関しては地域によって異なります

浄土真宗では初盆・新盆が必要ないってホント?

浄土真宗の教えでは故人の死後仏になり、「浄土に行くのではなく常にこの世で子孫を守っている」というのものがあります。お盆では故人や先祖が帰ってくるため、初盆で法要を行いますが、浄土真宗ではお盆という考え方がおかしいことになってしまいます(ずっとこの世にいるため)。ということは、浄土真宗には初盆・新盆は必要ないと言えます。

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じゃあ、浄土真宗の人は初盆の時に何もしなくて良いってこと?

この教えに忠実になっていて、親族や友人からの理解があればいいですが、そうでなく困ってしまう方もいるので、通常は初盆の法要を浄土真宗であれども行います。また、浄土真宗のお寺でも初盆の法要が行われることから厳密には必要ないものの、行うのが一般的です。

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とうことは基本的に全て、初盆の法要を行うんだね!
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初盆・新盆・お盆のそれぞれの違いが分かったと思います。浄土真宗の方はドキッとしたかもしれませんが、今まで通りで問題ありません。次に、「初盆・新盆に関する知っておきたい常識」について解説していきます。

初盆・新盆に関する知っておきたい常識

この記事で解説する初盆・新盆に関する知っておきたい常識は4つあります。

「初盆・新盆の時期は地域によって変わる」

「初盆・新盆に持参する香典の相場や費用」

「初盆・新盆にお供えするべきもの」

「参列者の服装マナー」

この4点をしっかりと押さえて頂きたいと思います。

下にそれぞれのテーマを深掘りしています。

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初盆・新盆に関する知っておきたい常識についてある程度の理解はできたと思います。次にそれぞれの常識に関して深掘りしていますので、詳しく知りたい方はご覧ください。

初盆・新盆の時期は地域によって変わる

初盆・新盆の地域別の時期

全国的に8月13~16日が初盆・新盆の時期となります。7月13~16日は東京都神奈川県をはじめ、北海道の一部の地域、石川県金沢市、静岡県の一部の地域(都市部)です。ほとんどの場合は8月にお盆を迎えます。7月の地域に当てはまっている可能性のある方は参列予定の方や遺族に確認をしてみると安全です。

ゆえに、故人の死後、四十九日の法要が終わった後、最初に迎えるお盆が初盆になるということです。前述していますが、四十九日の法要前にお盆を迎えた場合は翌年のお盆が初盆になります。

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なんで四十九日経過後ではなく、四十九日の法要後なの?

原則としては四十九日経過後で構いませんが、四十九日の法要はそのタイミングでできないこともあるので、四十九日の法要後としています。

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初盆・新盆は遺族の住まわれている地域によって異なります。事前に遺族に確認しておかないと日程を間違えてしまうことになりますので注意してくださいね。次に「香典やお供え物の相場と費用」に関して解説をしていきます。

初盆・新盆に包む香典とかかる費用の相場

ここでは「初盆の法要の参列者包む香典やお供え物の相場」「初盆の法要で参列者を招く遺族にかかる費用」について解説をしていきます。まず、参列者側ですが、初盆の法要には3種類の持参するもののパターンがあります。それは、

「香典のみを包んで持参する」

「香典の代わりにお供え物を持参する」

「香典とお供え物をどちらも持参する」

これら3つのパターンはどれもマナー違反ではありません。葬儀とは違ってあらかじめ初盆の法要の時期が分かっているので周りの方(参列する方)と相談をしておくと良いでしょう。どれがオススメとは断言できませんが、「費用をかけてもいいから無難にいきたい」という方は香典を包むと良いでしょう。「あまり費用をかけずに済むのなら少しの手間くらいは大丈夫」という方はお供え物を持参する(送る)と良いでしょう。

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じゃあどちらも持参する人ってどんな人なの?

地域のしきたりにもよりますが、基本的には故人と関係の深い方はどちらも持参して良いかと思います。そのような気遣いにより、弔意(故人を偲ぶ気持ち)を十分示せていると言えます。

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香典を包む場合やお供え物を持参する際の相場ってあるの?

もちろんあります。結論から言いますと、「高すぎても安すぎても遺族に対して失礼に当たる」ということを覚えておいてください。それぞれ相場を分かりやすく解説していきます。

初盆・新盆の法要に参列する際の香典の相場

故人とご自身の関係性で大きく3つのグループに分類できます。そのグループごとに包むべき金額が変わってきます。

「3親等以内の親族」→ご自身から見て、両親・祖父母・兄弟・叔父、叔母

「3親等以上の親族または友人・知人」→上記の親族よりも関係が離れている人

「会社関係者」

3親等以内の親族

故人とあなたとの関係 香典の金額の相場
両親 10,000~20,000円
祖父母 5,000~10,000円
兄弟 10,000~20,000円
叔父・叔母 5,000~10,000円

金額に幅を持たせているのは、ご自身の年齢によって包むべき金額が増えるからです。葬儀ではないのでたくさん包む必要はありませんが、最低限は包むようにしましょう。特に故人とのゆかりの深い方はこの香典とは別にお供え物を持っていくと気が利くと思われるでしょう。

3親等以外の親族はご自身の年齢と故人との関係性を踏まえながら、3,000~10,000円ほど包むのが良いでしょう。同じく友人・知人や会社関係者も同じです。幅は3,000~10,000円の中で金額を調整して決めるようにしてください。

不祝儀袋(香典袋)の表書きにも注意してください。葬儀の場合であれば、「御霊前」で良かったですが、初盆・新盆の際に包む香典に関しては「御仏前」「御供物料」とします。水引(香典袋についている帯のようなもの)は「双銀」もしくは「黄白」として、結びきりのもの(端を引いてもほどけないもの)を使用します。この辺りは地域によって異なってきますので、事前に周りの方と相談してみましょう。この辺りは地域によって異なってきますので、事前に周りの方と相談してみましょう。とはいえ、ちょうちょ結びなどは祝い事に使用するのでNGです。

初盆の法要を行うのにかかる費用

こちらは参列者向けではなく、遺族向けのものになっています。結論から言いますと、初盆の法要にかかってくる費用は、ケースや地域によって異なる部分が大きいですが、一般的に僧侶に渡す「お布施」「御車代」「御膳料」準備にかかる「祭壇や提灯の準備代」参列者の人数に左右される料理やお酒など、1人当たりにかかってくる「飲食代」があります。

とはいえ、葬儀ほど費用がかかるわけではありません。葬儀との違いは僧侶へのお布施の額です。初盆の法要が一番高くなります。というのも、初盆の法要にはたくさんの参列者が見込まれるからです。まとめると、

初盆の法要にかかる費用(遺族側)

・僧侶に渡す
「お布施」→約40,000円
「御車代」→約5,000~10,000円
「御膳料」→約2,000~5,000円

・会場準備にかかる
「祭壇、提灯代」→30,000円~

・参列者に振る舞う
「飲食代」→1人当たり約5,000円

「御車代」が要らない場合があります。大きな法要は行わず、お墓前に僧侶を読んで読経してもらうだけの時は必要有りません。また、「御膳料」も同じで会食に僧侶が参加しない場合のみ必要になります。

僧侶に渡すお布施は「奉書紙(ほうしょがみ)」という和紙、なければ「白い無地の封筒」でも構いません。もちろん郵便番号などが記されていない無地のものを使用しましょう。裏面には左側に住所と氏名、右側には金額を示しておきます。金額は旧字体で記入して文頭に「金」と書きます。地域によって異なりますが、水引は付けなくても問題ありません。表書きは「お布施」で問題ありません。

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お布施以外にも御車代とか御膳料があれば別封筒に入れるの?

そうではありません。同じ封筒(お布施)にこれらを合計した額をまとめて包みます。

まとめると、

僧侶へのお布施の渡し方

・お布施は「奉書紙」もしくは「白の無地の封筒」に包む(香典とは違って中袋は要りません)

・封筒の裏面左側には住所と氏名を、右側には包んだ金額を旧字体で書きます。冒頭に「金」と付けるのを忘れないで下さい

水引は必要ありません。使う場合は地域にあったものを使用します

・お布施、御車代、御膳料は分けずにまとめて包みます

初盆・新盆の法要に参列時に持参するお供え物の相場

故人との関係性によりこちらも金額は上下しますが、基本的には、3,000~10,000円の間で持参するのが良いでしょう。故人との関係性がかなり深かったのであれば10,000円を超える商品を持参するのは問題ありません。
住まいが遠方の場合や、都合がつかない場合はお供え物を送ることもできます。前述していますが、送る際は初盆の法要の1週間前くらいに到着するように送るのがベストと言えます。お供えするべきものは「お花」「線香」「ロウソク」「お菓子」「果物」などの日持ちするものを選ぶのが良いでしょう。

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初盆包む香典と初盆の法要にかかる費用について理解できたと思います。初盆のお供え物の相場についても分かってきたと思います。次に、「初盆にお供えするべきもの」についてオススメを紹介致します。

初盆・新盆にお供えするべきもの

初盆・新盆でオススメのお供え物は「お花」「線香」「ロウソク」「お菓子」「果物」などの日持ちするものを選びます。

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これらを用意すればいいのは分かったけれど、オススメはあるの?

もちろんあります。下記に「御仏前」「御供」「御供物」などの「のし」を付けることのできるお供え物を5つご紹介致します。

1.お供え用 枯れない花のシャボンフラワー
プリザーブドフラワーより長持ちする、値段もお手頃でコスパの非常に高い、人気急上昇中の新しいタイプの花です。石鹸の素材から作られた花ですが、生花のようなリアルで生き生きしほのかな香りが気持ちいいです。また、生花で問題視されているアレルギーの原因となる花粉やにおいの発生、細菌の繁殖がありません。水やり、水換えなどの世話をする手間も入りません。プレゼントやギフトに最適です。価格はお手頃な4,980円です。
気になるサイズは約18x約18cmで、リボンラッピングされています。


2.黒リボン付き フルーツバスケット
東京中央卸売り市場より直送している商品です。詰め合わせ内容の例として、最高級静岡温室マスクメロン、グレープフルーツ、リンゴ、オレンジ各種キイウイフルーツ等があります。旬の果物を取り入れていますので、時期により内容は異なります。価格は17,280円と値が張りますが、故人と関係が深く、香典を包む予定のない方にとってはオススメの商品の1つです。

3.【ご仏前】線香花くらべ3筒セット 名入れ対応
桐箱入りで、煙の少ない微煙タイプのおしゃれなパッケージをしたアロマ香ですので、贈られた方からの評価が高いお線香です。
【のしについて】:「御供」は四十九日の前後関係なくすべての仏事全般に使用しますので、迷われた方はこちらをご選択下さい。「御仏前」は四十九日後のすべての仏事に使用します。今回は、「御供」もしくは「御仏前」のどちらを選らんでも問題ありません。さらに送り主の名前も入れることができます。価格は3,240円とお供え物の中ではかなり安い方ですので、故人との関係性が近くない方のみ参考にしてください。近い方が送るのであれば別で香典も包みましょう。
4.淡路梅薫堂 線香ギフト
【仏様のご馳走】願いを叶うといわれる仏様のご加護を頂き、爽やかなお線香ギフトです。立ちあがり歩むお線香贈答用甘茶のお香、清浄甘茶香。お清めに良い甘茶は開運・厄除けの、神仏に好まれ喜ばれる清浄なお線香です。蓮の絵シンプルでおしゃれなお線香ギフト用の贈り物です。価格は3,240円とお供え物の中ではかなり安い方ですので、故人との関係性が近くない方のみ参考にしてください。近い方が送るのであれば別で香典も包みましょう。
5.【ご仏前用】お菓子のかごもり
焼き菓子やクッキーなど20個入りの篭森(かごもり)です。常温保存で2週間持ちます。「少し短いんじゃ?」と思われるかもしれませんが、ご仏前の文字も入っていますので供物として利用されいるので十分な日数です。価格は4,100円です。「ご仏前」が記入されているだけで遺族の方に「気が利く」と思われるのは確実ですね。

「のし」とは、本来祝い事に使う印なので、初盆などでは使いません。そのため、「弔事用のし紙」を使用します。表書き(御祝や御供など)にもルールがあります。今回はお供え物ですので、「御供」「御供物」「御仏前」の3つのうちどれかを選んでください。また、初盆の法要に参列できず、お供え物を送る場合の「のし」は「外のし(包装紙の外側に付いているのし)」にしましょう。

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Amazonから購入しても表書きを「御仏前」などにできるの?

もちろん可能です。お供え物ギフトだとしても表書きが「お中元」だけだったりします。しかし、この記事で紹介した5つのお供え物ギフトでは「御仏前」などの表書きを選ぶことができるので安心してください。ただ、通常通り購入しては弔事用ののし紙が設定されません。

設定方法としては、購入時の「ギフト設定」という欄にてギフトラッピングができます。その際に「納品書に金額を表示しない」にチェックしていただくと送り主様の名前のみ表示され、金額も伏せて送ることができますので必ず設定してください。

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お供え物として送るべきものが分かったと思います。お店に出向いてもいいですが、適当なものを見つけるのに時間がかかると思います。Amazonを利用すれば外に出なくても遺族に送ることができるのでオススメの方法です。次に、「初盆に参列する際の服装マナー」について解説していきます。

初盆の法要に参列する際の服装マナー

初盆・新盆の法要では遺族・参列者に関係なく、「喪服」「それに準じた格好」をするのがマナーです。基本的には葬儀からかなりの時間が空いている場合がほとんどで、格好も葬儀の時の喪服から段々と軽くなっていくものですが、忌明け後初めてのお盆ゆえにきっちりとした格好で参加するのが通常です。

喪服であれば原則として問題ありませんが、初盆・新盆の法要まで時間があると思いますので周りの方と相談しておくと良いのではないでしょうか。「平服でお越し下さい」と招待状にあっても同様の対応(周りに相談)を心掛けると参列前の不安は無くなることでしょう。

男性と女性それぞれの服装をまとめると、

男性・女性の初盆の法要での服装マナー

遺族、参列者の男女問わず基本的には「喪服」

「周りの方が喪服ではなく平服で行くと決まった場合」や「平服でお越し下さい」と招待された場合

男性
柄のないダークスーツ(濃紺でも可)でネクタイも黒でネクタイピンはしない、アクセサリー類は外し、靴下や時計も地味目なものを選ぶ

女性
ダークスーツや黒や濃紺のワンピースを着るようにします。葬儀と同じく、肌の露出を避けて化粧も派手なものにはしないようにします。スカート丈は膝が隠れるくらいで座っても問題ないようにします。女性のアクセサリー類は結婚指輪かパールのみにしてください。

派手なもので浮くことはありますが、フォーマルな格好であれば周りと違いすぎなければ浮くことはありません。浄土真宗以外の方はこのお盆が故人と会うことのできる貴重な機会です。遺族に対しても失礼のないようにしたいところです。

終活ドクター
初盆・新盆の法要での服装マナーを理解できたと思います。意外にも葬儀と似たような服装で行くことに驚いた方もいるのではないでしょうか?最後にこの記事のまとめをして終わりにしていきましょう。

まとめ

この記事では、「初盆・新盆のお供えの時期はいつなのか?」について初盆・新盆のマナーや常識に関連するところを中心に分かりやすく解説してきましたが、理解できましたでしょうか?今回解説したことをまとめていきましょう。

この記事のまとめ

・初盆のお供えは「初盆の法要の1週間前くらいに到着するように送る」もしくは「初盆の法要にて持参する」

・初盆と新盆は地域によって言い方が異なるが同じ意味を表す

・初盆は故人の死後に行われる「四十九日の法要後(忌明け後)」に迎える初めてのお盆のこと

・初盆は地域によって異なり、全国的には8月13~16日、一部の地域は7月13~16日

・浄土真宗は教え上、初盆は必要ないが現在は慣例的に行われている

・初盆の法要には
「香典のみを包んで持参する」
「香典の代わりにお供え物を持参する」
「香典とお供え物をどちらも持参する」
という3つのパターンがある

・香典の相場は「故人とご自身の関係」「ご自身の年齢」によって異なる

・初盆の法要を行うのにかかる費用は
僧侶に渡す「お布施」「御車代」「御膳料」
準備にかかる「祭壇・提灯代」
参列者に振る舞う「飲食代」
があり、葬儀に比べて高くない

・お供え物の相場は3,000~10,000円(10,000円以上もあり得る)の間で故人との関係を加味して選ぶ

・お供え物には「弔事用のし紙」をつける

・初盆の法要の服装は原則として「喪服」で、基本的には葬儀と似た格好をする

いかがでしたでしょうか。「初盆・新盆のお供えはいつまでに送るべきか?」についてしっかりと理解出来ましたか?「初盆の法要」にはたくさんのマナーがあったと思います。「故人の死から日が空いているとはいえ、きっちりマナーを守らなければいけないのか」と思った方もいると思います。故人の死を遺族と参列者の皆さんでしっかりと受け止めて、故人との再会のひと時を良いものにして頂きたいです。通夜や葬儀には色々なルールがあります。皆さんが葬儀等で困るであろう状況を解決するために有益な情報を発信していますので、気になる方は他の記事もご覧ください。