無宗教の通夜はこれで完璧!式次第・費用・マナー・注意点まで解説!

最近、無宗教で通夜(葬儀)を行うことが増えつつあります。「故人は無宗教だから無宗教で通夜を執り行いたい!」という方もいると思います。参列する側はどのように振る舞えば遺族に対して失礼にならずに済むでしょうか?通夜を執り行う側(遺族)は何に注意をして準備する必要があるのでしょうか?この記事ではそれぞれの立場で流れやマナーについて分かりやすく解説しています。最後まで重要な情報ばかりですので、最後までご覧ください。

終活ドクター
この記事を読むと、
「最近よく聞く無宗教の通夜って何?」
「無宗教の通夜のメリットとデメリットについて教えて!」
「無宗教の通夜の式次第(流れ)について知りたい」
「普通の通夜とは違って、服装や香典、献花の仕方にもルールってあるの?」
「香典の相場っていくらくらいなの?」
「無宗教の通夜を行うにあたって気を付けるべきポイントってあるの?」
などの悩みや疑問を解決できますよ。

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無宗教の通夜・葬儀について

通夜を執り行う側(遺族)にとって、無宗教の通夜の式次第(式の流れ)は本当に自由です。遺族が1から決めることができます。仏教ではないので、お寺にてやる必要もないですし、読経(僧侶がお経を読むこと)をして欲しいのであれば手配することもできますので、全てが自由です。全てが自由ですから、費用の面でもかなり融通が利くので、普通の通夜に比べてもかなりコストカットできます。とはいえ、無宗教の通夜には色々と注意点が潜んでいますのでしっかりと確認していきましょう。

参列する側にとっては香典・服装等のマナーは無宗教であろうと同じです。ただし、無宗教の通夜では「献花」を行うことが多いのでその所作についても学んでいきましょう。詳しい話は後述していますが、服装はもちろん喪服でいきましょう。

概要を掴めたと思いますので、この記事を読むことによって読者の皆さんが手に入れることのできることをこの記事の流れとともにまとめておきます。

この記事を読むことによって手に入れられること(記事の流れ)

無宗教の通夜の特徴について理解できる(メリットやデメリット)

・無宗教の通夜の式次第(流れ)について理解できる

・無宗教の通夜を行うにあたってかかる費用について分かる

・普通の通夜とは異なる服装マナーや香典、献花の仕方まで理解できる

香典の相場まで分かる

・無宗教の通夜を行うにあたって注意しなければならないポイントが分かる

終活ドクター
無宗教の通夜に関する概要は理解できたと思います。この記事の流れも分かったと思いますので、次に、
「そもそも無宗教って何なのか?」について解説をしていきます。

無宗教とは

無宗教とは特定の宗教を信仰しない、または信仰そのものを持たないという概念のことで、とはいえ神仏を信じていないとはなりません。神仏を信じていない場合は「無神論」となるので無宗教とは別のものです。日本人の場合だと「宗教を信仰していない」という方が多いと思います。とはいえ、正月などにお寺(仏教)や神社(神道)に行くこともあると思います。さらに、クリスマス(キリスト教)にはパーティーをするように日本は非常に宗教に対して寛容で多彩な国と言えます。ゆえに、無宗教という言葉ではなく、「無信仰」に近いと言えます。(この記事では無信仰ではなく無宗教という言葉で進めていきます)

終活ドクター
無宗教とは何かについて理解して頂けたと思います。既に想像と違うようなことがあったのではないでしょうか?次に、
「無宗教の通夜の特徴」についてメリットデメリットを挙げながら分かりやすく解説していきます。

無宗教の通夜の特徴

無宗教の通夜のメリットとデメリットについて簡単に解説をしていきます。デメリットの部分についてもっと詳しく知りたい場合はこの記事の下の方で解説していますのでご覧ください。今すぐに知りたい方はこちら

無宗教の通夜をするメリット

自由に式次第(通夜の流れ)を決めることができる

・僧侶を手配しない場合、通夜にかかる費用を抑えることができる

メリットについて述べるならこれくらいです。無宗教の通夜にこだわるのであれば仏教などの通夜で葬儀社に丸投げする場合とは異なり、少し手間もかかることは頭の中に入れておきましょう。デメリットについても解説しておきます。

無宗教の通夜をするデメリット

・葬儀社が無宗教の通夜に慣れているかそうでないかによって通夜が大きく変わる

・無宗教の通夜をしたことのない参列者は戸惑う可能性がある

年配の親族から苦言を呈される可能性があるので、事前に同意を得る必要がある

納骨場所を事前に考えておく必要がある

・四十九日の法要に替わる追悼式をどうするか決める必要がある

かなりびっくりされた方もいると思います。無宗教の通夜が選択されている割合は10%ほどですので、まだ一般的とは言えません。ゆえにお願いをする葬儀社が無宗教の葬儀に慣れていない場合、「何もすることのない葬儀」になってしまう可能性があります。というのも、葬儀社は自由な葬儀をすると思っているので、特に準備をせず、しかも遺族側も葬儀社がやってくれると思っていたので何もすることがなく10分程度で式が終了してしまったということもあります。安易な考えで無宗教の通夜・葬儀を選ぶと大変なことにもなり得ますので注意しておきましょう。上記のデメリットについて詳しく知りたい方はこちら。(この記事の下の方へジャンプします)

「無宗教の通夜の流れを決めたりするのが難しいから無宗教の通夜に慣れている葬儀社を探したい!」という方はかなり多いです。今なら全国の葬儀社の中から比較したいものの資料を請求できます。24時間対応なので、急を要する方にもオススメです。

終活ドクター
無宗教の通夜はメリットよりもデメリットが多かったですね。事前に菩提寺(先祖代々お世話になっているお寺)と相談してくださいね。「じゃあ、無宗教の通夜はどのような流れで行われるの?」と気になると思います。次に、
「無宗教の通夜の式次第」について解説していきます。

無宗教の通夜の式次第(流れ)

無宗教の通夜はとっても自由であるとお伝えしました。「自由だというのは分かったけれど、全く分からないから一般的なものを教えて」という方もいると思いますので、一般的な式次第(式の流れ)についてまとめておきました。

無宗教の通夜の式次第

1.一同着席

2.遺族代表からの言葉(開式の言葉)

3.黙祷(もくとう)

4.献奏(けんそう)

5.感謝の言葉

6.献花

7.閉式の言葉

8.別室に移り、食事をとる

2の遺族代表からの言葉は、なぜ無宗教の通夜を行うことになったのかなどの経緯について話、参列者に感謝の気持ちを述べましょう。
4の献奏では故人の思い出の曲ゆかりの曲を聴きながら故人のことを思い出し、当時のことを振り返ります。
5の感謝の言葉では、故人の子供や孫が故人への感謝の気持ちを綴った手紙や当時を振り返るエピソードなどを発表します。
6.故人が好きだった曲とともに喪主から順々にお花を手向けていきます。これが仏式で言うところの「焼香」にあたります。
8に関しては、仏式の「通夜振る舞い」にあたります。これも仏式とマナーは同じで、喪主にお誘いを頂いた場合に参加するようにしましょう。

終活ドクター
無宗教の通夜の一般的な式次第については押さえることができましたでしょうか?上記に挙げた例はあくまでも一般的なものです。「無宗教の通夜の費用の相場が知りたい!」という方もいると思いますので、次に、
「無宗教の通夜にかかる費用」について解説していきます。

無宗教の通夜にかかる費用

無宗教の通夜・葬儀では基本的に僧侶を呼びません。中には僧侶を読んで読経してもらいたい方もいるかもしれませんが、僧侶を呼ばないので僧侶に対して「お布施」「心付け」を支払う必要がありません。とはいえ、式場を借りて葬儀を行う場合は費用もかかってきますし、葬儀社のスタッフの人件費に関しても値段は普通の通夜・葬儀と同様にかかってきます。普通の通夜・葬儀と無宗教の場合で差がつくのは、前述しましたが僧侶の「お布施・心付け」になってきます。

通夜・葬儀の費用に関しての全国平均は「90万円」ほどで、価格帯として選ばれている割合が高いのは、「50~60万円」ほどです。平均との差異について言うと、中には150万円以上の葬儀を行う方もいるため、平均が引きあがっています。費用の部分に関しては一概には言えない部分が多く、その家族(遺族)によって変わってきます。

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どうやって具体的な費用を知れるの?見積もりをしたい場合はどうすればいいの?

具体的な費用に関してはどのような通夜・葬儀をするのか、式場はどこを抑えるのかなどによって変わってきます。優良葬儀社のみを厳選紹介してくれる取扱社数業界No.1で上場企業「いい葬儀」に問い合わせてみましょう。無料で相談できますし、見積もりも出してもらえます。

終活ドクター
通夜・葬儀にかかる費用についても理解ができたと思います。無宗教の通夜では普通の通夜と比べて費用を抑えやすいといったメリットもあります。詳しい値段に関しては葬儀社に問い合わせてみるしかないです。「普通の通夜・葬儀と無宗教では服装マナーが違うのか」について気になる方もいますので、次に、
「無宗教の通夜に参列する時の服装マナー」について解説していきます。

無宗教の通夜に参列する時の服装マナー

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無宗教の通夜ってことは服装も自由でいいの?

無宗教の通夜とは言っても、喪主(遺族)から服装について何も言われていない場合は「略式喪服」で行くのがマナーです。略式喪服というのは、準喪服とも言われていて、皆さんが思い浮かべるような一般的な喪服のことです。男性であればブラックスーツを着用し、女性であればアンサンブルスーツ、パンツスーツ、ワンピースなどのブラックフォーマルを着用します。とはいえ、特に女性ですが、カジュアルな格好や、派手な化粧、露出の激しい服、アクセサリー類(結婚指輪・パールは可)はNGです。

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服装の指定で「平服」と書いてたんだけど、どうすればいいの?

この場合も「略式喪服」で構いません。着ていっても大丈夫な範囲でお答えすると、男性であればダーク系のスーツ。女性であれば地味な色のワンピースなどであれば問題ないと言えます。男性のネクタイに関してですが、「黒」のものを用意しておくとその場の雰囲気に合わせて対応することもできるので安心です。「これだけでは分からないからもっと服装のマナーについて知りたい!」という方のために詳しく解説をしています。

喪服の場合は、男性の場合と女性の場合で分けられます。

男性の喪服の場合

・ジャケットはダブルでもシングルでも構いませんが、パンツはシングルが良い

・生地は光沢のないものが良い

・ワイシャツは白で無地のもの(ボタンダウンやボタンにカラーが入っているものは不適切)

・ネクタイは黒で無地のもの(結び目にくぼみを作らない)

・ベルトは黒で無地のもの(バックルが派手なものは厳禁)

・靴下は黒で無地のもの(くるぶしの長さしかないものは厳禁)

・靴は黒で無地のもの(紐で結ぶタイプのもので金属素材がないものが良い)

女性の喪服の場合

・喪服はパンツスタイルか、アンサンブルスーツ、ワンピースが良い

・スカート丈は膝が隠れるくらい

・アクセサリーは真珠(パール)のみ

・バックは黒でシンプルなもの。数珠や袱紗(香典を入れる袋)が入るサイズで十分

・黒のストッキングで30デニール以下

・靴はシンプルな黒のパンプスで、高いヒールは厳禁

手袋をつける場合は黒で無地のもの。つける理由としては、派手なネイルを隠すためや露出を極力さけるためで、焼香の時は外す必要があります。学生が参列する際の服装マナーは、学生服で問題ないです。派出な色の学生服でも、学生は学生服が正装とされています。女性の場合はスカート丈も意識しましょう。

女性の喪服に関するマナーはたくさんあります。「喪服は必要になったら買えばいいか」と思っていると突然の通夜に間に合わせるために大きな出費をしてしまいます。遅かれ早かれ経験することです。2019年8月9日までの期間限定でブラックフォーマルが最大50%OFFのセールがあるので、気になる方は今すぐチェックしてみてくださいね。

数珠は必要なのか?

普通に行われる通夜では、故人(遺族)の宗教や宗派にあった数珠を選ぶ必要がありますが、無宗教の通夜では数珠は必要ありません。というのも、数珠自体が仏教のためのものですので、無宗教であれば数珠は持っていないとしても遺族の方に対して失礼にはなりません。

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無宗教の通夜での服装マナーについても理解ができたと思います。次は、「無宗教の通夜の式次第」の部分でお伝えした「献花」について献花の方法など詳しく解説をしていきます。

無宗教の通夜で行う献花の方法

普通の通夜であれば皆さんになじみの深い「焼香」が行われますが、そもそもこれは仏式のものなので、無宗教の通夜の場合は焼香に替わって「献花」が行われることが多いです。献花というのは、祭壇などにカーネーションなどの花(花の色や種類は故人が好きだったものを使うことが多いです)を手向けることです。これも「毎回行われる」というわけではなく、一般的な無宗教の通夜の場合に限った話です。というのも前述した通り、無宗教の通夜は遺族や葬儀社が式次第を決定するので傾向があるということだけです。とはいえ知っておいて損はないので、しっかりと理解していきましょう。献花の仕方に関しては焼香と原則は同じです。

献花の仕方

1.自分の番が来たら祭壇の位置(献花をする場所)に進んで、遺族に一礼をします

2.葬儀社のスタッフなどから花を受けとります(この時右手に花、左手に茎を持ちます)

3.献花をする台があると思いますので、その前で故人の遺影に一礼をします

4.茎を祭壇の方向へ向けて、花をご自身の方に向けて献花台に花を置きます

5.その場で手を合わせて頭を下げて故人に対して黙祷をします

6.遺族に一礼をしてご自身の席に戻ります

この方法で正しい所作を行うことができます。とはいえ、無宗教の通夜に参列したことのない方もいると思います。その場合だとイメージがしにくいかもしれません。であれば、「前の人の所作の真似」をしてみましょう。ほとんどの方がこれをしています。喪主でない限りご自身が一番最初に献花をすることはありません。安心して故人を送り出してくださいね。

終活ドクター
無宗教の通夜での献花の方法も分かったと思います。通夜へ参列する回数が多い方は気付きにくいかもしれませんが、無宗教の通夜で出す「香典」は普通の通夜と異なる点があります。香典の表書きの書き方や香典袋の選び方について気になる方もいると思いますので詳しく解説をしていきます。

無宗教の通夜に参列する際の香典マナー

無宗教の通夜であったとしても普通の通夜と同様に香典が必要であるのに変わりはありません。普通の通夜とは違い、故人(遺族)の宗教や宗派にこだわる必要はありませんが、最低限のマナーは必要になってきます。今回は無宗教の通夜の香典の「表書き」「香典袋」「金額の相場」の3つの観点から分かりやすく解説していきます。

無宗教の通夜に持参する香典の表書き

香典の表書きは遺族の宗教によって変わってきます。とはいえ、無宗教の通夜の場合は宗教の違いにこだわる必要はありません。結論から言いますと、どの宗教にも共通して使うことのできる「御霊前」と書いておくのが一般的です。最近では、既に「御霊前」とプリントされている香典もありますので、是非参考にしてみてください。御霊前という文字とともに、名前も薄墨(うすずみ)のペンで書くようにします。宗教とは関係のない表書きにすることを覚えておきましょう。

無宗教の通夜に持参する香典袋の選び方

この香典袋は別名「不祝儀袋」とも言います。香典を包む袋です。一般的な通夜で用いる不祝儀袋を使っても構いませんし、無地の白い封筒を使っても問題ありません。香典袋の白黒の水引(上記の写真の帯のようなもの)は無くても問題ありません。

無宗教の通夜に持参する香典の金額の相場

香典の金額は故人との関係性やご自身の年齢に伴い異なってきます。金額には幅を持たせて示しますので、ご自身の年齢と相談しながら金額を決めていってください。

故人との関係性による香典の相場

・会社関係人、近所の方、友人、知人やその親など直接血の繋がりがない場合
2,000~5,000円ほど

・おじ、おば、祖父母やその他の親戚の場合(祖父母の場合はおじ、おばよりも金額を高くします)
10,000~50,000円ほど

・義理の父母(配偶者の父・母)
30,000~50,000円ほど

・子の場合
30,000~100,000円ほど

・孫の場合
10,000~50,000円ほど

・兄弟姉妹の場合
50,000~100,000円ほど

・親の場合(ご自身が喪主を務める場合は必要ありません)
50,000~100,000円ほど

故人との関係が近くなるにつれて香典の額も上がることが分かったと思います。

終活ドクターの子供たち
香典は多いほどいいの?

香典は多ければ良いわけではありません。というのも、遺族は香典を参列者から受け取った後、四十九日の法要終わりから約1ヶ月間で香典を頂いた参列者の方に「香典返し」を行います。香典返しの相場は香典の金額の1/3~1/2くらいと言われています。ということは、香典に包む金額が高ければ高いほど遺族が負担するべき香典返しの金額も上がってくることになります。基本的に遺族は香典返しの手配を前もって済ませていますし、場合によっては「即返し」といって、香典を頂いたタイミング(通夜・告別式の受付)で香典返しに相当するものをお返しする場合があります。その場合ですと、差額分を余計に手配する必要があり、遺族に迷惑をかけてしまうのでやめておきましょう。

終活ドクターの子供たち
香典って学生でも出さなければならないの?

収入のない学生は香典を出す必要はありません。遺族も理解はあるので気にする必要はありません。

終活ドクター
無宗教の通夜における香典の相場も理解できたと思います。表書きや香典袋の選び方、香典の金額の相場についても完璧だと思います。無宗教の通夜を行う上で、トラブルになりやすい所や注意しておきたい点について解説していきます。

無宗教の通夜を行う際の注意点

無宗教の通夜は年々増加傾向にあります。とはいえ、全体の10%台ですので無宗教の通夜を行うにあたって注意しておきたいポイントがいくつもあります。現在でも仏式による通夜・葬儀が大半を占めているので、無宗教の通夜・葬儀に馴染みのない年配の方はたくさんいます。親族の方と通夜・葬儀についてはトラブルを避けるためにもしっかりと話し合いを行う必要があります。無宗教の通夜を行う上でのデメリットについて忘れている方もいると思いますので振り返りましょう。

無宗教の通夜をするデメリット

・葬儀社が無宗教の通夜に慣れているかそうでないかによって通夜が大きく変わる

・無宗教の通夜をしたことのない参列者は戸惑う可能性がある

年配の親族から苦言を呈される可能性があるので、事前に同意を得る必要がある

納骨場所を事前に考えておく必要がある

・四十九日の法要に替わる追悼式をどうするか決める必要がある

これらの対処法について1つずつ解説していきます。葬儀社が無宗教の通夜に慣れているかそうでないかについてですが、こちらの葬儀社の資料の一括請求で気になる葬儀社に問い合わせてみるのが一番良い方法です。葬儀社も無宗教の通夜に慣れていればある程度の式次第や手配もしてくれると思います。

日本全国で通夜・葬儀を行える「よりそうお葬式」に無料で資料請求ができて、資料請求した方限定で葬儀費用が安くなります。日本全国で約3,000ヶ所の斎場と提携しているので、ご自身がお住いの地域にピッタリの斎場を紹介してもらえます。

無宗教の通夜をしたことのない参列者も考えられますので、献花の方法も分からないことがあると思いますので、献花の前に簡単に献花の仕方について説明をしてあげると親切かもしれません。
年配の方は昔のしきたりや周りの評判を気にする傾向が若い方に比べて強いので事前に相談しておくことに越したことはありません。「無宗教で故人が成仏できるわけがない!」と苦言を呈される可能性もあるので注意してください。

無宗教の通夜をしたことが原因の菩提寺とのトラブル

これに関しては親族だけでない問題に発展する可能性があります。というのも、菩提寺(ぼだいじ)といって先祖代々お世話になってきたお寺の事で、先祖の墓で位牌をまつっているところです。それに対してご自身の家族を檀家(だんか)と言います。一朝一夕でこの昔からの関係を切れるわけではないので、菩提寺を使わずに通夜・葬儀を行った場合、宗教の教えに反していると考えられて家族のいるお墓(菩提寺にあるお墓)に入れてもらえないことがあります。ゆえに納骨場所を別で考える必要があると言えます。それに伴い、四十九日の法要が無くなりますので、それに替わる「追悼式」を別で手配する必要もあります。

今後一切、菩提寺との関りを絶たれてしまう可能性がありますので、無宗教の通夜をする場合はよく考えてから行うようにしましょう。現時点というよりはその後に影響を及ぼします。

無宗教の通夜を行う場合、どのようなものになるかは葬儀社次第

前述しましたが、無宗教の通夜・葬儀に慣れていない葬儀社の場合は遺族が自ら式次第の案を提案する必要があります。そうでなければ葬儀社も慣れていないため、「何もせずに10分ほどで終わってしまう葬儀」になりかねません。これは実際としてある話なので、他人事ではありません。この記事に書いてある流れがオーソドックスなものになるので、BGMの準備などしておく必要がありますが、しっかりと準備できればきっと良い通夜・葬儀になると思います。

無宗教の通夜を行った後、納骨はどこにすればいいの?

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無宗教の通夜を行って、菩提寺に納骨させてもらえない場合はどうしたらいい?

このような悩みは最近とっても多いです。この場合、宗教や宗派の指定がない公営墓地や民営墓地を選ぶことになります。その結果、墓地を購入する必要があり、通夜・葬儀の値段を下げる目的で無宗教の通夜・葬儀を行ったとしたらむしろ損になってしまいます。もしくは、宗教や宗派に関係のないお寺に依頼するか、樹木や花を墓標として埋葬する「樹木葬」や、遺骨を海や山に撒く「散骨」を選択する必要があります。散骨の場合は故人の生前の意志があると残された遺族の意思決定がスムーズになります。

海洋散骨をするのであれば、お墓を購入する必要もないですし、維持費もかかりません。さらに、葬儀と海洋散骨をミックスさせた葬儀もあるので、資料を請求して葬儀社に見積もりを出してもらいましょう。

優良葬儀社のみを厳選紹介してくれる取扱社数業界No.1で上場企業「いい葬儀」に問い合わせてみましょう。無料で相談できますし、見積もりも出してもらえます。

終活ドクター
無宗教の通夜・葬儀を行う上での注意しておきたい点について理解して頂けたと思います。全て事前の準備や対策によって回避することができます。親族と事前に話し合っておけるといいかもしれませんね。最後にまとめをして終わりにしていきましょう。

まとめ

この記事では、「無宗教の通夜の式次第・費用・マナー・注意点」について無宗教の通夜に関連するところを中心に分かりやすく解説してきましたが、理解できましたでしょうか?今回解説したことをまとめていきましょう。

この記事のまとめ

・日本は「無宗教」というより「無信仰」という方が正しい

・無宗教の通夜、葬儀を行うメリットは宗教にとらわれずに自由に故人を送り出せる

・無宗教の通夜、葬儀を行うデメリットはたくさんあり、注意しなければならないことが多い

・無宗教の通夜にかかる費用については葬儀社に問い合わせてみるのが良い

・無宗教の通夜では僧侶に「お布施」を支払う必要がない(僧侶を呼ばない場合)

・無宗教の通夜とはいえ略式喪服(普通の喪服)は着ていく必要がある

・数珠を持参しなくても良い

・献花は右手に花、左手に茎を持って手向ける(献花の仕方は焼香に似ている)

・香典の表書きはどの宗教でも共通して使うことのできる「御霊前」がベスト

・香典の金額は故人との関係性ご自身の年齢により異なる

菩提寺(先祖代々お世話になっているお寺)がある場合は無宗教の通夜をしない方が良い

・無宗教の通夜を行う場合は納骨する場所や方法について親族と相談しておく方が良い

・自分の判断で勝手に無宗教の通夜を行うとトラブルの原因になるので注意が必要

いかがでしたでしょうか。「無宗教の通夜・葬儀」のことについてしっかりと理解出来ましたか?無宗教の通夜とは言えど、たくさんのマナーがあったと思います。「こんなの大変だよ」と思う気持ちも分かりますが、一番辛く、大変なのは遺族です。参列者であるならば、これくらいのことは必要です。故人を気持ちよく送り出してあげるためにも通夜・葬儀に必要なマナーは押さえておきたいところです。通夜や葬儀には色々なルールがあります。皆さんが葬儀等で困るであろう情報を発信していますので、気になる方は他の記事もご覧ください。